top of page
検索
  • miyatakesinkyuseik

血管と血液④

今日は血管を若々しく保つ一酸化窒素についてです。

血管内には、血液の通りを良くする機能が備わっています。その一つが「一酸化窒素」の存在です。

一酸化窒素とは、血管内皮細胞の中で体内にもともと存在するアミノ酸の一種アルギニンが、同じアミノ酸のシトルリンに変化する過程で作り出される物質です。その働きは血管を拡張し、血流を促す作用や詰まり、血管壁のダメージを修復するなど、血管の老化を防ぐ大切な役割があります。

アルギニンから変化したシトルリンは、その後、再びアルギニンに戻り、またシトルリンへ変化する一連のサイクルを繰り返すことで、常に一酸化窒素が作り出され、血管の健康が保たれています。

本来、シトルリンもアルギニンも体内で作り出されるアミノ酸ですが、加齢や多くのストレス要因で過剰に発生する活性酸素の影響を受け、その量は徐々に減少し、同時に一酸化窒素を作り出す力も低下していきます。そこで健やかな血管を維持するためにも、一酸化窒素の合成に関わるシトルリンとアルギニンを外から積極的に補ってあげる事が重要です。


血管を若々しく保つことは老化のスピードをゆるやかにするための第一歩です。

普段の生活においては、規則正しい生活習慣やバランスの良い食事を心がけるとともに、日常的に運動を取り入れるなどして、常に巡りの良い身体の状態をキープしていきましょう。

                                   記入者 加納

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

当院で毎月配布しております院内便りの11月分をブログでも掲載させていただきます。 PDFファイルとなっているので、クリックしてぜひご参照ください。

bottom of page